代表取締役
日野敏徳(ひのとしのり)
1982年生まれ　大分県大分市出身

はじめまして、日野敏徳と申します。私自身の経験や紹介も交えながら、株式会社ノックの提供するサービスを、大きく３つに分けてご説明します。

① 教育事業
私が、大学受験予備校（塾）の講師を生業として始めた経緯をお話しします。元々、私は勉強が苦手で、勉強にやる気が持てませんでした。
しかし、中学高校の年齢では、1日の中で、勉強時間の割合が一番多く、「その重要な時間を、なんとか実りあるものに変えることができれば」と、毎日のように考えておりました。
そのような悶々とした日々を過ごしながら、「自分自身が講師になり、授業時間を生徒の楽しめる、やる気のあるものに変えることができないか」という考えが芽生え、教育業への道を模索ようになりました。
学校の教員ではなく、予備校の講師を選択した理由は、私自身が１８歳の時に通っていた予備校の講師が「分かりやすく・楽しめる・やる気になる」授業を、実際に展開し、それに「感動」を覚えたからです。
当時１８歳だった私は、参考書やテキストを読むことが楽しくなり、その講師の授業を受けるために、誰よりも早く、教室の席に着くようになりました。以上の経緯から、まずは2006年より個人事業主として、「英語」の講師を始め、その後、事業として2015年に法人化しました。
現在は、弊社の教育部門で、対面授業（私を含めた講師が、各予備校に出向）、とオンライン授業にて、大学受験英語専門の授業を提供しております。

②宿泊施設運営事業
私が20代前半の頃（2005年前後）、漠然と将来にしたい仕事に「教育業」と「宿泊業」が浮かびました。
私自身、旅行が好きで、旅をすると人間の感覚全体が刺激されているように感じ、一生の良き思い出になることが多かったためです。そんな「旅」から成る素敵な思い出を、ご提供する側でサポートしたい。そんな思いがありましたが、当時は、「旅館やホテルを開業する資金が莫大すぎる」ので開業は不可能と諦めておりました。さらに「教育業」への気持ちが強く、そちらの事業に邁進しておりました。
そんな折、2015年頃から「インバウンド」という言葉を聞くようになり、沢山の外国人が日本に旅行に来るようになりました。人数は2019年には4000万人を超える勢いでした。東京でも、私の生まれ故郷でもある大分県の別府・由布院でも、スーツケースを持った外国人を見る機会が増えていきました。
そんな中で、このような外国人の方々に、教育業で培ってきた「英語」でコミュニケーションをとり、「旅」から成る素敵な思い出を、ご提供したいという気持ちが、再び湧いてきたのです。
また、2019年は宿泊施設の定義や法が変化しつつある過渡期でした。私の当初のイメージは、大型の高層ホテルや、大型の旅館が宿泊施設であるという先入観がありました。しかし、2015年頃より、「旅館業法」「建設基準法」の改正などもあり、通常の居住用一軒家やマンションの一室で宿泊事業を運営できるようになりました。
これは世間で言うところの「民泊」という部類に入ります（法的な用語として「民泊」という言葉はございません）。
また、資金面でも新たにホテルを建設する必要もないので建設費用は必要ありませんし、新規建設によるCO２排出も抑えることができます。
昨今、社会問題にもなっている「地方空き家増加問題」の対策にも有効です。弊社の宿泊事業では、「空き家である古民家」を、宿泊施設用に改装して、運営しておりますので「空き家問題」にも微小ながら貢献させて頂いております。
このような経緯で、会社の一事業部として、宿泊施設運営部を立ち上げ、運営を開始しました。
しかしながら、新型コロナウィルスの到来により、お客様は激減し、厳しい状況に立たされました。何とかご利用を続けてもらうべく、宿泊施設を「旅行宿泊」だけでなく、「ビジネス宿泊」もできるよう施設を改装しました。このような経緯を経て、2022年9月現在までに、沢山の法人様、ビジネス利用の個人のお客様に、ご利用頂いております。
現在では、東京、大分県別府・由布院に宿泊施設を運営しております。

③観光案内・映像制作事業
新型コロナウィルスの影響により、2020年初頭から日本に旅行に来る外国人は０％近くに落ち込み、さらに国内の観光宿泊客数も激減しました。いつ終息に向かうか不透明な中、「観光目的で旅行したいのにできない」というお客様のご意見を多数頂きました。
そこでインターネット上で日本観光名所を発信し、「その素晴らしさを伝えていきたい、日本の観光の火を絶やしたくない」というビジョンを持つようになりました。さらに、観光紹介のための題材を集めているうちに分かったことは、「日本の観光は、世界に誇れるものが沢山ある」ということです。
それらをご紹介するため、弊社にオンライン観光案内部門を設立、2020年webページ「Let's SEE Japan」の運営が始まりました。
https://lets-see-japan.com/
まだ微々たるものですが、主な売上としては、他社様から弊社サイトへの広告掲載費となります。さらに、そのwebページ制作の過程で、映像でも日本の観光地を紹介できないかと考え、映像製作をできる人材を集め、YouTubeチャンネル「Let's SEE Japan」を開設、日本の観光名所を映像でご紹介するようになりました。
https://www.youtube.com/channel/UCbiZl0C6_HNo50wCX1tmG0w
そんな折、宿泊施設を手掛ける他社様より、宿泊施設紹介映像の制作のお話を頂き、映像制作の事業も手がけるに至りました。

以上３つの観点から、弊社の事業運営の経緯をご説明させて頂きました。
今後とも、何卒よろしくお願い致します。